裁断した書籍をドキュメントスキャナーを使ってデジタル化する内容を説明します。
今回は富士通のSCAN SNAP S1500を使った内容の説明です。
大量の紙を短時間でスピーディに読みこむのであれば
このSCAN SNAP S1500がおススメです。
表面と裏面を同時に読み取ってくれる優れものです。
一度に50枚(100ページ分)がセットできます。
200ページの本であれば2回スキャンすれば完了する計算になります。
ただ、紙の厚さなどによってセットできる枚数は多少変わってきますので気をつけてください。

スキャンをするときは、つきっきりでそこにいる必要はありません。
スキャンの設定機能の『継続読み取り』機能をオンにしておけば
給紙をするのを忘れていても大丈夫です。
他の作業をしながらでもスキャンできるようになっています。
S1500は毎分20枚読み込めますのでかなりのスピードです。
順調にスキャンできれば、200ページの本も5分ぐらいでスキャン作業が完了ができます。


また、超音波センサーを搭載していますので紙の二重送りなども自動検知してくれます。もし二重に読み込みがあったとしても問題ありません。

スキャン作業も二重読み込みした所から継続して再開できるようになっています。

実際のスキャン作業の手順は非常に簡単です。
1.裁断した本をセットする。
セットする向きに注意してください。下向きに若いページ数が来るようにセットします。
スキャン読み取り後の作業などを考えると縦向きにセットするのがベターかと思います。
原稿を横にした方が読み込みが早いですが、向き補正も間違えることも
あるので、その後の処理を考えて縦で読み込みます。

2.PC側で読み取り設定を選ぶ。
基本的にこだわりが無ければ、自動設定でも問題はありません。
OCRの設定も同時に行うこともできます。同時に行うと処理速度が遅くなります。
一旦すべて読み込んだ後、必要な書籍だけを選んで、寝ている間にOCR処理をする方が効率的かもしれません。
『向き補正』はオフにして、『傾き補正』はオンにします。
両面なのか、片面なのかは自動判別。
白紙ページOCR処理の自動削除はオフにしてください。
見開きで閲覧するときに白紙が削除されてしまうと、見開きで表示できなくなります。

『読み取り可能なPDF』にする作業に関してですが専門書、パソコン雑誌、商品の型番検索などは便利に使えるかと思います。
図鑑含め、厚めの参考資料、専門書などには大変有効な処理かと思います。

3.スキャンのスイッチを押す。読み取りスタート。


ADFカバーが開いているとこのようなエラーメッセージが出てきます。


原稿ジャムが発生したときにこのようなメッセージが出てきます。
いわゆる紙づまりです。ADFカバーを開き、紙を取り除き
継続読み取りを実行してください。

4.何度が紙の補給をして完了です。

どれぐらいのタイミングで補給するか、どれぐらいの枚数を連続補給するかは多少慣れが必要かもしれません。
継続読み込みがオンになっていれば、特に問題ないと思います。

5.ファイル名を変更して、保存先を指定して保存すればすべて完了です。


読み取りが終了するとこのような画面が出てきます。
まだ、読み取りを継続する場合は『継続読み取り』を押してください。
終了する場合は『読み取り終了』を押して下さい。


『読み取り終了』を押すとファイルの保存先をどこにするか、選択する画面が出てきます。


保存先を選んだら、名前の変更を行います(書籍名、著者名などを入れます)。


名前の変更を行いました!!


保存が完了しました!!

■スキャンの取り込み時の設定に関して、参考にして頂ければと思います。

SCANSNAP Managerにはカラーモードの選択で『自動』というモードが
ありますので、書籍ごとに設定の切り替えが大変な方はこちらで問題ないかと思います。
私は基本的に自動設定にてスキャンを実行しています。

自動以外のカラーモードの設定は『カラー』『グレー』『白黒』の3つです。
それぞれの設定の説明をします。


■カラーの設定。雑誌などカラー媒体のときに実施。
画質は常にスーパーファインを選択。
両面読み取り設定で、継続読み取りも有効にしてください。


■グレー設定。新書などでグラフなど図が入っているもので設定。
画質は常にスーパーファインを選択。
両面読み取り設定で、継続読み取りも有効にしてください。


■白黒設定。文庫本など文字だけの本などの時に設定。
画質は常にスーパーファインを選択。
両面読み取り設定で、継続読み取りも有効にしてください。

1)マンガ、文庫、新書は『グレー』『白黒』でスキャンする
基本的に図版などがある書籍は『グレー』もしくは『白黒』
文字だけであれば『白黒』
『グレー』ですべて統一しても問題ないです。ファイルサイズが大きくなるので気をつけてください。
白黒の場合、解像度を600dpiに設定。『カラー』『グレー』の300dpiより高くなっているのは
『白黒』の300dpiはかなり粗いので600dpiがおススメです。
また、S1500では、600dpi以上だと読み取り速度がかなり落ちるので注意が必要。
解像度はスーパーファインをおススメします。

カラーモードを切り替えることでどれぐらいファイルサイズが変わるのか。
基本的にカラーとグレーはファイルサイズが同等、白黒は極端に小さくなると
覚えておけばいいと思います。
具体的に雑誌記事40ページ(20枚)をスキャンした時の値がコチラです。

取り込み設定 ファイルサイズ
自動
カラー 38.3Mバイト
グレー 41.4Mバイト
白黒 3.1Mバイト
白黒はグレーの10分の1以下です。

■読み取りモードのオプション設定に関して。
『文字列の傾きを自動で補正します』にチェックを入れて下さい。
『原稿の向きを自動で補正します』はチェックしないように。向き補正がうまく出来ない事がよくあります。
『白紙ページの自動削除』もチェックしないで下さい。もしiPadなどで見開きで読むことを
考えると白紙ページを残しておく必要があります。

■『カバーの長尺読み取り』
表紙をカットせずにドキュメントスキャナーで読み込むことも可能です。
長尺スキャンモードの活用です。


読み取りモードの設定を行います。カラー設定、スーパーファイン、両面読み取り。
読み取りモードオプションで『白紙ページの自動削除』を選択してください。
もしくは、片面読み取りの設定でもOKです。そのときは読みこむページの設定に気をつけてください。(下向きにします)


長尺スキャン中の処理画面です。


読み取りが完了しましたので、向きの修正を行います。


これで完了です。ちょっと大きいですけど。。。