裁断方法

裁断とは本を解体し、バラバラにする作業のことを言います。
なぜ、裁断する必要があるかと言うと、ドキュメントスキャナで取り込みを行う上で本を1ページずつバラバラにしておく必要があります。
本を裁断するということに関して、初めは抵抗を感じるかも知れませんが現在、手持ちにある本を電子書籍端末で読むにはこの方法しかありません。

カッターナイフなどで本を裁断することは可能ですがある程度の数を裁断するのであれば裁断機を活用するのが便利である。
手動タイプの裁断機が一般的ですが数万円するので投資としての判断が必要になります。
裁断機を買わずに済ませる方法としてフェデックスキンコーズの裁断サービスを活用するのもひとつの選択肢です。1回105円でカットをしてくれます。
もしくは、裁断機をレンタルして一気に本を裁断するという方法もあります。

いずれにしても、裁断機の購入を決める前にまずはカッターで何冊か裁断し、スキャンしてPDF化を何回か試してみるのが良いかと思います。実際電子書籍端末にデータをダウンロードし閲覧してみてこれからの生活に欠かせないスタイルだと、確信を得た上で裁断機の購入を検討した方が良いかと思います。

今回説明する裁断機はプラスが発売している『PK-513L』です。
ネットなどでおススメの機種になっている定番の裁断機です。
こちらの商品であれば、均一に端までカットすることが可能です。

今回、裁断法法として①ハードカバー②文庫本③新書④雑誌の4パターンを説明します。

①ハードカバー本の場合

それではハードカバー本の裁断を事例に説明していきます。
ページ数は430ページあります。


本のカバーや帯をはずします。
本に折られているページがないか細かく確認してください。
またチラシやしおりなどが無いかも同時に確認してください。
(裁断の時は問題なくてもスキャンのときに問題になります。)


まずは、本の解体作業からです。ハードカバーの本なのでまずは、表紙と背表紙を取ります。

カッターでゆっくりと押しながら引きます。無理に押したり、早く動かすとその下のページまで切れてしまうことがあります。慎重に、ゆっくりと作業してください。


表紙が本体から切り離された後に、表紙カバーを切り離します。


これで、カバーを本体から切り離すことが出来ました。


次に、裁断機で裁断可能な厚さに本を解体します。
PK-513Lだと1回1.5cmぐらいまで裁断可能なので、今回の430ページの本はふたつに解体します。
はじめての人は裁断よりも解体の方が大変かもしれません。


表紙側を表にして、本の半分ぐらいのところで背表紙を折り曲げてます。

この時、はっきりと線が入るぐらいまで折ってください。
カッターで切りやすくなります。


折り目の線に沿ってカッターで切ります。

基本的には1回で切れると思います。
力の入れすぎには注意し、ゆっくりと切るようにしてください。
慌てると紙面を切ってしまうことがありますので。


本が2分割されました。
厚さは1cmから1.5cmを目安にしてください。本によっては3分割、4分割する場合も出てきます。


いよいよ裁断です。裁断機はとても重たいので、下には何か厚手の布などを敷いたほうがいいかもしれません。

その後の作業のことを考えると解体したかたまりをページ順で裁断した方が効率的かと思います。

LEDの赤いランプに合わせて裁断の位置をセットします。
新書に関しては5mm以上幅を取った方がいいでしょう。
糊が残ってページがくっついていると、後の作業が大変です。
スキャンの読み込みエラーや再度裁断するなどの作業が出てきます。


安全レバーを外して、裁断します。


裁断するときに本を手で押えることで切り口をきれいに保つようにします。
基本的に片手でも充分に切ることができますが、刃が当たったタイミングで両手で裁断してください。
すぱっ!!!気持いいぐらいすっぱり切れます。くせになりそうです。


これはきれいに裁断できなかった例。

裁断に失敗してしまった為、再度慎重に裁断をします。

何とかうまく、再度裁断が出来ました。

2,3mmの裁断もきれいにできますよ!


裁断後の本です。


裁断後、パラパラと本のチェックをします。

チェックポイントは、表紙と裏表紙に近い部分を入念にチェックしてください。

また、ページの右端、左端も細かくチェックしてください。
ページがくっついていることが多いです。
栞、ハガキなどのチェックも同時に行います。

②文庫本の場合


本からカバーを取り外します。


文庫本の場合は裁断機で一度で裁断できるため本を分解する必要はありません。
本の中の栞やハガキを取り除いてください。


次に裁断です。裁断機の下には何か厚手の布などを敷いたほうがいいかもしれません。
LEDの赤いランプに合わせて裁断の位置をセットします。
裁断幅は5mm以上幅を取った方がいいでしょう。


安全レバーを外して、裁断します。
裁断するときに本を手で押えることで切り口をきれいに保つようにします。
基本的に片手でも充分に切ることができますが、刃が当たったタイミングで両手で裁断してください。

注意:チェックポイント!!

裁断前にハガキや栞が挟まっていないか確認を行うことと

同時に折がないか確認しましょう。裁断後だと直すのが大変です。

折が残ったままだとスキャンの時に紙づまりの原因になります。

③新書の場合


本からカバーを取り外します。


文庫本の場合は裁断機で一度で裁断できるため本を分解する必要はありません。
本の中の栞やハガキを取り除いてください。
また、ページの折が無いかも同時に確認してください。


いよいよ裁断です。
LEDの赤いランプに合わせて裁断の位置をセットします。
裁断幅は5mm以上幅を取った方がいいでしょう。
糊が残ってページがくっついていると、後の作業が大変です。


安全レバーを外して、裁断します。
裁断するときに本を手で押えることで切り口をきれいに保つようにします。


これは裁断に失敗した例です。
最後までしっかり押し込まないとこのような事になります。
裁断完了したときに『バチーン』という音がすると裁断は出来ていますが、音が出ない本も多いです。なので、しっかり押し込むか、念のため一度裁断をした後に刃を5mmぐらい上げて、それから再度押し込むと確実です。
このような中途半端に残ってしまうと再度、裁断処理するのが大変です。

④雑誌の場合

A4サイズの雑誌の裁断例です。


厚さが無い雑誌は、分割せずのまま裁断できます。
LEDの赤いランプに合わせて裁断の位置をセットします。
裁断幅は5mm以上開けた方がいいでしょう。
雑誌の中にサイズに違う企画ページがありますが、このようなページは裁断後
取り除くようにしてください。


安全レバーを外して、裁断します。
裁断するときに本を手で押えることで切り口をきれいに保つようにします。
基本的に片手でも充分に切ることができますが、刃が当たったタイミングで両手で裁断してください。

■その他注意するべきポイント まとめ

・裁断機の刃が欠ける
雑誌のホッチキスの針が当たると刃が欠けてしまうので注意が必要です。
裁断前にホッチキスの針などの確実に取るようにしてください。

・裁断済みの本の保存期間を決める。
何らかの問題で再スキャンが必要なときに、裁断済みの本を処分してしまうと取り返しの使いないことになるので注意が必要です。
スキャン済みのデータを2週間以内に確認、その後に処分という流れを作ると間違いないかと思います。

・きれいに裁断するために。
裁断のズレを回避するために、『移動ガイド』と呼ばれる部分にしっかりと本を当てます。
更にしっかりと上から手で押さえて裁断することで、きちんとした裁断が可能になります。

・裁断できていない
最後まできちんと裁断できていないことがあります。
再度裁断するのは、結構難しいので確実に裁断作業をするようにお願いします。
裁断後、少し刃を持ち上げてもう一度裁断するのが確実です。