自炊(じすい)とは、自炊代行業者に頼まずに自分で書籍や雑誌をまるごと裁断機で切断してスキャナーを使って1ページずつデジタルデータに変換する作業のことを言います。また自分では器材を購入せず書籍の電子化を第3者である業者に依頼することを他炊と呼んでいます。

・コトバの語源
データを『自分で吸い込む』ことから、ユーザー間で『自炊』と呼ばれるようになりました。

・自炊メリット、デメリット
アメリカでは、電子書籍が主流になってきています。
AmazonのKidleの性能、単価もありますが
日本と違い著作権の管理がきちんとされているためデジタル化のハードルが低くコンテンツが充実しているという点が日本と大きな違いかと思われます。
日本国内は昨年のiPadの発売、シャープのGARAPAGOS、ソニーのReaderなどという感じで端末に関しては役者が揃いました。
これからコンテンツの戦いになるかと思いますが日本の著作権、出版社の取り組みなどを見る限りではアメリカほどのコンテンツの充実が図られるまでにはまだ超えるべきハードルと時間が掛かることは間違いなさそうです。
だから、自炊や他炊のユーザーが激増していると思われます。

自炊のメリット・デメリットを考えてみる。

①部屋が狭い人にとっては、若いころからたくさん購入した書籍やマンガ本の置き場所に困っている人が多いのではないでしょうか?家族から本を処分しろ!と脅迫されていた人にとっては革命的な解決策が自炊による本のデータベース化です。
しかも、いつでも、どこでも自分の本棚を持ち出すことが出来るのです。

②電子化した書籍にOCR処理(読み取り可能なPDF)というものを掛けることで、全文検索が可能になります。
特定にキーワードで検索することが可能になります。
専門書やMKT関連の本など検索すると面白いかも知れません。
何百冊の本を本棚に置いているだけでは絶対に不可能な機能だと思います。

③常に本を持ち歩くことで、読むきっかけが出来る。
本棚に置いたままでは、手に取ることも殆ど無くなってしまっていた本を読むきっかけが生まれると思います。
待ち時間の10分。電車移動の15分などに適した本を選んでおけばシュチュエーション、時間、気分に合わせて本を楽しむことが可能になります。

自炊に向かない本は、ドキュメントスキャナーで読み取りにくい週刊誌や大きくて読み込むことができないA4サイズ以上の書籍かと思います。
なので、新聞紙のような紙質やA4サイズ以上のものなどは自炊に向いていないように思います。
また電子書籍端末で読むことを考えると、B5サイズぐらいまでがぎりぎりのサイズかと思います。
iPhoneなどでA4サイズの書籍を快適に読むのは非常に困難かと思われます。

もちろん愛着のある書籍はそのまま残しておくのもベターかと思います。
表紙のデザインや絵が好きなものなどは残しておくのも良いかと思います。

まずは、お手持ちの文庫本とか、マンガ本から自炊してみてはいかがでしょうか?
場所を特にとるマンガ本などは良いかと思います。
(但し、スマートフォンで読むのは大変かもしれません。見開きのページが多いと読みにくくなる可能性があります。)
マンガ本の読み返しは途中からでも問題ないと思いますし、好きなページだけ読み返してモチベーションを上げる!と言うのもありかと思います。

・ライフスタイル活用事例
1. 旅行
たくさんの好きな本を持ち出せます!今まで1冊〜2冊が限界だったかと思いますが何百冊と持ち出す事が可能です。大好きなマンガ本を旅先で読むことは今まで出来なかった経験ではないでしょうか?
2. 通勤
1時間以内の通勤であれば、短編なども読むことも出来ますし会議資料などをPDF変換しておけば移動中に確認することもできます。
3. Evernote
Evernoteにすべての書籍データを保存しておくことは大変かと思いますがEvernoteに接続すれば、端末を選ぶことなくどこでも読書を楽しむことが可能です。

これからもいろいろな活用事例を発表していけるように致します。